院長ブログ
しもやけと心サルコイドーシス
(2024.02.08更新)
この季節、患者さんの指先が赤紫色に腫れているのをみかけることがあります。凍瘡、いわゆる、しもやけです。「この時期、毎年なるんですよ」とおっしゃる患者さんの多くは、炊事や洗濯で冷水を使う機会が多かったり… ▼続きを読む
ちり紙と組織
(2024.02.01更新)
花粉症のシーズンが到来しました。今シーズンの山口県でのスギ花粉飛散量は、現時点で、前年の実測値および過去10年間の平均値と比較し、少ないと予想されています。ただ、患者さんにとっては、鼻をかむためのティ… ▼続きを読む
雪と結晶
(2024.01.25更新)
暖冬といわれる今シーズンでも、強い寒気が流れ込むと、やはり身がすくむほどの冷たさを感じます。昨日は、当院の位置する市街地でも、朝から昼過ぎまで、また、夜半前から、断続的に雪が降りました。
雪のもとに… ▼続きを読む
マーキュリーと血圧
(2024.01.18更新)
マーキュリーと聞いて、何を連想しますか。太陽系の惑星、水星でしょうか。あるいは、伝説のロックバンドであるクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーでしょうか。
そもそも、マーキュリー(mercury… ▼続きを読む
誤嚥と血圧のお薬
(2024.01.11更新)
初詣の人出は、新型コロナ禍前に戻ったのでしょうか。新しい年を迎えたばかりの活気に包まれつつ、拝殿や福みくじに並ぶ人たちの列を思いながら、ふとそう感じました。
今年もよい御縁がありますように。そう念じ… ▼続きを読む
火振り漁と辰年
(2024.01.04更新)
新聞記者として高知支局に勤務していたころ、ダバダ火振というユニークな名称の栗焼酎にであいました。製造元である無手無冠のホームページによると、ダバダは、平らな土地を意味する駄場から、四万十川流域の山里で… ▼続きを読む
アフォーダンスと生きる意味
(2023.12.28更新)
私たちは、それぞれの環境の中で生きています。環境が、私たちの感情や行動に影響を与えることを、アフォーダンスといいます。たとえば、建物の入り口にカウンターがあれば、そこが受付だろうと認識します。つまり、… ▼続きを読む
悪玉と非善玉
(2023.12.21更新)
脂質の異常は、動脈硬化に由来した病気を引き起こすことで知られています。当院でも、生活習慣の修正やお薬により管理されている方が大勢おられます。
健診項目としてチェックできる代表的な脂質として、総コレス… ▼続きを読む
推理と診察
(2023.12.14更新)
先日、古本市で、久しぶりに故・西村京太郎氏の推理小説を手にしました。思えば、中学生のころ、いわゆるトラベルミステリーと呼ばれる彼の著作に夢中になり、全国津々浦々を旅した気分になったものです。今回読んだ… ▼続きを読む
ACTと医療
(2023.12.07更新)
英語でactといえば、行動や言動をあらわす名詞や動詞を意味します。アクション(action)やアクティブ(active)といった派生語は、日常会話でも馴染みがあります。
さて、医療の世界でも、ACT… ▼続きを読む