加湿器と肺炎
[2024.11.07]
乾燥した冷気を肌で感じる季節になりました。既に加湿器をお使いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般に、空気の乾燥したこの時期に快適とされる湿度は、40-60%といわれています。また、厚生労働省は、新型コロナウイルス感染対策の湿度として、60%を提示しています。なお、湿度が40%未満になると、空気中でウイルスが活発になり、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスなどにも感染しやすくなると考えられています。
一方、70%以上の湿度は、カビやダニを発生させやすくします。そのため、掃除せずに放置した加湿器をそのまま使用した場合、これらで汚染された水分が拡散し、それを吸い込むことで、俗にいう加湿器肺炎(医学的には、過敏性肺炎といいます)を生じることがあります。
いま使っている、または、これから使おうとしている加湿器、お手入れはお済みですか。