院長ブログ
狂気と「壁と卵」
(2023.11.16更新)
ポーランドのアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所跡を訪ねたのは、医師として初期研修を終えたばかりのころでした。収容所へと引き込まれた片道切符の鉄道レール。長く続く鉄条網。大量虐殺に使用されたガス室。… ▼続きを読む
シルクロード沿いの街とドライイチジク
(2023.11.09更新)
これまで、何度かシルクロード沿いの街を旅したことがあります。「西遊記」にも登場する火焔山や高昌故城のあるトルファン、また、イスラム文化を色濃く残す職人街やバザールのあるカシュガルは、近代化の影響を強く… ▼続きを読む
お薬と偽薬
(2023.11.02更新)
病気に対する治療法の進歩には、めざましいものがあります。ロボットを用いた手術であったり、合併症の少ない放射線治療であったり、学生時代には夢物語であった治療が汎用化されつつあります。 そんな中、内科的な… ▼続きを読む
フランク・ロイド・ライトとフランク徴候
(2023.10.26更新)
サイモン&ガーファンクルの名曲の1つに、”So Long, Frank Lloyd Wright”(フランク・ロイド・ライトに捧げる歌)があります。若いころ、夢中になって聴いていたこの曲のタイ… ▼続きを読む
寒暖差とモーニングサージ
(2023.10.19更新)
暑い夏が過ぎ、朝夕には肌寒さすら感じるようになりました。山間部から通院しておられる患者さんの中には、早くもストーブやこたつを準備したという方も。 日内の寒暖差が大きいこの時期、特に朝の血圧が普段より高… ▼続きを読む
忘れな草と忘れられた弁
(2023.10.12更新)
秋にまかれた種が春から夏にかけて青紫色の小さな花を咲かせるワスレナグザは、忘れな草とも表記されます。語源の一説が中世ドイツに伝わる悲しい恋の物語に由来すると聞くと、哀愁漂うこの季節にこそふさわしい花の… ▼続きを読む
「どるめん」とチャナカレー
(2023.10.05更新)
兵庫県尼崎市の住宅街に、「どるめん」という名の喫茶店がありました。新聞記者時代によく通っていたのは、その店の骨董品屋のような不思議な雰囲気に魅了されたからだけでなく、人権や平和について考える市民活動家… ▼続きを読む
病名とイメージ
(2023.09.28更新)
心不全という言葉を聞くとき、どんなイメージをもたれますか。○○不全という表現から、もうすでに心臓が止まりかけで、終わってしまったかのような印象を受ける方もおられると思います。 しかし、実際には、心不全… ▼続きを読む
彼岸と現世を生きること
(2023.09.21更新)
暑さ寒さも彼岸までとはいうものの、今年の暑さはいつまで続くのでしょうか。 仏教の世界では、彼岸の時期、あの世とこの世とを隔てる三途の川の幅が最も狭くなるとされています。そのため、彼岸は、先祖を供養する… ▼続きを読む
スーパーブルームーンと医学考
(2023.09.14更新)
先月末、夜空にスーパーブルームーンが観察されたことが話題になりました。1年で最も大きな満月をスーパームーン、同一月内に見られる2度目の満月をブルームーンと呼ぶそうですが、それが同じ日に重なったのです。… ▼続きを読む
