院長ブログ
抗菌薬と耐性菌
(2019.12.19更新)
世界初の抗生物質であるペニシリンが発見されたのは、1928年のことです。以降、細菌による感染症に対し、抗生物質などの抗菌薬が果たしてきた功績は、計り知れません。一方、薬剤耐性菌という言葉をご存じでしょ… ▼続きを読む
インフルエンザウイルス感染症と治療薬の選択
(2019.12.11更新)
インフルエンザウイルス感染の流行期を迎えました。当院でも、多くの方が、予防接種を受けておられます。ただ、予防接種の効果は、感染時の重症化予防や、他者への感染拡大予防がメーンで、感染自体をシャットアウト… ▼続きを読む
ファンランとそのすすめ
(2019.12.05更新)
今年もまた、自身の中で恒例となっている、湘南国際マラソン10kmの部に参加してきました。湘南海岸や江ノ島、また、遠く富士山を眺めながらのコースは、記録より走ること自体を楽しむ、ファンランがモットーであ… ▼続きを読む
すきま風と弁膜症
(2019.11.28更新)
ひんやりとした空気が、広葉樹の色づいた葉全体に染みわたり、晩秋の趣を感じます。木枯らしとともに入り込むすきま風も、また、寒い冬を迎える準備をするよう知らせてくれる便りのようです。
大切に使ってきた家… ▼続きを読む
もの忘れと認知障害
(2019.11.20更新)
「最近、もの忘れが多くて、認知症じゃないかと心配」との声を、特に、高齢の患者さんからお聞きすることがあります。認知症は、もの忘れの原因としてよく知られていますが、お薬やビタミン欠乏、甲状腺や肝臓の病気… ▼続きを読む
咳と心臓喘息
(2019.11.15更新)
風邪薬を飲んでも、咳の症状が改善せず、息苦しい。そんな症状で来院される患者さんの中に、咳の原因が、実は心不全だったということがあります。いわゆる、心臓喘息の状態です。
心不全は、さまざまな原因によっ… ▼続きを読む
骨粗鬆症と糖尿病
(2019.11.08更新)
今回は、内科医の立場から、代表的な骨の病気である骨粗鬆症を話題にしてみます。
骨が弱くなること、つまり、骨強度が低下することにより骨折しやすくなる状態を、骨粗鬆症といいます。骨強度は、骨密度と骨質(… ▼続きを読む
寒暖差と弛張熱
(2019.10.31更新)
朝夕の冷え込みが次第に強くなり、日中との寒暖差が激しい日も増えてきました。同時に、いわゆる風邪の症状で来院される患者さんも多くなっています。
ところで、風邪症状のひとつでもある発熱は、熱の出かたによ… ▼続きを読む
メッツと生活習慣
(2019.10.24更新)
メッツという用語をご存じですか。メッツとは、日常の生活活動や運動によるエネルギーの消費量が、安静時の何倍にあたるかを表した単位をいいます。
国の推進する「健康日本21」に沿って策定された「健康づくり… ▼続きを読む
お酒とほどほどの量
(2019.10.18更新)
豊穣の季節、旬の食材に舌鼓を打ちつつ、ついついお酒がすすむという方もおられるのではないでしょうか。ただ、過度の飲酒は、喫煙と同等の動脈硬化リスクがあるともされ、禁物です。
では、ほどほどの飲酒量とは… ▼続きを読む