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星祭りと麦縄

[2023.07.06]

星祭りといえば、七夕。5色の短冊が天の川をたたえる夜空に映えるさまは、夏を彩る風物詩です。

短冊を笹につるして願い事をするのは、中国が起源とされます。日本では、着物を織って棚に供える風習が、お盆の一環としてありました。その際の機(はた)織りに用いられたのが、棚織(たなばた)という道具で、それが転じて七夕と表現されるようになったと考えられています。

七夕の日に食する縁起物の代表格が、そうめんです。そうめんの由来は、米粉と小麦粉をより縄状に練り合わせて油で揚げた、麦縄(むぎなわ)というお菓子ではないかといわれています。一説によりますと、中国で、無病息災を願い七夕の日に食べられていた麦縄が、日本に伝来した後、小麦粉を用いたそうめんに姿形を変えたのだそうです。

「この夏も健康な心と体でいられますように」。今年の七夕、短冊に一筆啓上し、星に願いを込めつつ、涼感あふれる夏野菜とともにそうめんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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