春の眠りと無呼吸
[2019.03.08]
春眠暁を覚えず、といいます。少しずつ寒さの和らぐこの時期、朝起きるのがつらい、また、日中もついつい眠気を催すといった方もおられると思います。
ただ、そのような状態が毎日続いている方は、要注意です。睡眠薬や抗不安薬を使用している場合、その副作用として起こることもありますが、それ以外に、睡眠時無呼吸症候群が潜んでいるかもしれないからです。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に断続的に無呼吸を繰り返し、その結果、日中傾眠などさまざまな症状を呈する病気をいいます。日中の眠気に加え、肥満やいびき、夜間頻尿、熟睡感がないといった症状が特徴です。また、高血圧や糖尿病、不整脈などを合併しやすいとされ、生活習慣とも深いかかわりがあります。
当院では、保険診療での睡眠時無呼吸の簡易検査を実施しています。入院不要で、ご自宅で無呼吸や低呼吸の回数、最大呼吸停止時間、いびきの回数などを調べることができます。興味のある方は、ぜひお試しください。