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調味料と塩分

[2023.03.23]

調味料は、醤油、ソース、こしょう、出汁(だし)、ドレッシングなど、どれも、食卓を彩る名バイプレーヤーです。ただ、塩分制限が必要な心不全や高血圧の患者さんにとって、調味料の選びかたひとつで、治療経過が大きく変わることがあります。

心不全や高血圧の患者さんの1日塩分摂取量は、6g未満が目標です。そのため、それぞれの調味料に含まれる塩分量を知ることは、循環管理においてとても大切です。大さじ1杯の塩分として多いのは、豆板醤(トウバンジャン)や薄口醤油で、3g前後とされています。一方、みりんや鰹出汁、こしょうは、基本的に塩分を含みません。

かつてギリシャを旅したときに、街角の食堂でよく食べたサラダには、ドレッシングとして、オリーブオイルがかけられていました。味付けのないオイルですが、逆に、野菜本来の旨みやチーズの塩気が引き立ち、濃い味のドレッシングでいただくよりおいしかった記憶があります。また、塩分を含まない穀物系の酢を添えてみるのもいいかもしれません。

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