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生活習慣と認知症

[2018.11.06]

「最近、もの忘れが増えた」と、認知機能低下を心配される患者さんの声をお聞きすることがあります。

認知症は、ひとつの病気をいうのではなく、さまざまな疾患を原因として、一旦正常に発達した知的機能が持続的に低下し、社会生活に支障をきたすようになった状態をさします。

背景疾患のうち、脳血管性やアルコール性、頭部外傷後遺症などによる認知症は、予防可能とされています。

また、初期症状として、もの忘れや意欲の低下、妄想、怒りやすさがみられる、アルツハイマー型認知症は、生活習慣と関わっていることが明らかになっています。有名な医学雑誌に掲載された論文では、アルツハイマー病の危険因子として、中年期の高血圧、老年期の喫煙や糖尿病などがあげられています。また、適度な運動により、アルツハイマー病の脳内で形成される老人斑増加を改善するとの研究報告もあります。

生活習慣の改善を通じて、循環器疾患や認知症の予防をこころがけてみませんか。

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