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涅槃像と心不全

[2018.10.30]

紅葉の季節、お寺巡りを楽しまれる方も多いと思います。福岡県北九州市に住んでいたころ、同県篠栗町の南蔵院を訪ねた際、巨大な釈迦涅槃像に圧倒されたのを覚えています。

ところで、お釈迦さまは、もしかしたら心不全だったかもしれないとの説をご存じですか。

涅槃像は、体の右側を下にし、両脚をそろえた体位で横たわる姿が一般的です。特に、体中に血液を送る力が衰えた心不全の場合、心臓から出る大動脈と心臓に帰る大静脈との高低差、また、心臓と肺との位置関係により、涅槃像の体位が、心不全からくる諸症状を最も軽くすると考えられます。

そうした思いで涅槃像を眺めてみれば、いつもとは違う景色を楽しめるかもしれません。

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