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カラスとピーマン

[2021.08.05]

猛暑が続いています。先日、畑で野菜栽培をしておられるある患者さんから、炎天下、せっかく大事に育ててきた野菜を、カラスに全部食べられたというお話を伺いました。苦みのきいたピーマンまで被害にあったというのですから、驚きです。

カラスは、雑食性ですので、基本的に何でも食べます。しかし、好き嫌いはあるようで、肉や揚げ物など、高カロリー食を好むとの報告があります。一方、生野菜や辛い食品は、嫌いな食べ物に該当するようです。暑さのあまり、好物と間違えたのか、生のピーマンを食べてしまったカラスは、カーカーと叫びながら、山の古巣へ帰っていったかもしれません。

ピーマンは、いまが旬の夏野菜です。食物線維を含み、血糖の上昇やコレステロールの吸収を抑えたり、腸の動きを助けたりする作用があるといわれています。また、ビタミンAやCによる免疫力を高める効果も期待できます。ちなみに、ビタミンCは、通常、加熱により壊れやすいといわれていますが、ピーマンの場合、加熱による損失が少ないといわれています。

ピーマンのシャキッとした歯ごたえを楽しみながら、暑い夏を乗りきっていきましょう。

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