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院長ブログ

動悸と隠れ貧血(2020.07.09更新)

動悸の原因は、さまざまです。循環器疾患でいえば、リズムが一定でない不整脈の代表格である心房細動や、心筋の障害や神経のたかぶりなども関与しうる期外収縮などがあります。脈が速い状態を頻脈といいますが、甲状腺疾患や感染症、脱水症、更年期症候群、精神疾患など、頻脈を起こしうる疾患は、数えきれないほどです。
貧血も、動悸の原因となりえます。貧血のうち、鉄不足が原因となる鉄欠乏性貧血では、動悸のほかに、めまい、肩こり、頭痛、足底痛、爪や髪の毛のトラブル、メンタル面でのトラブルなど、いわゆる不定愁訴と呼ばれる、原因の特定が困難な症状を訴えられることがあります。こうした症状のある患者さんに対し、貧血の可能性を疑うことは当然ですが、問題となるのは、血液検査上、貧血を評価する指標のひとつである血色素量に問題ないと診断され、放置されるケースです。
表向きの血色素量が正常であっても、体内での貯蔵鉄を示すフェリチンの値が低下していることがあります。このような隠れ貧血については、適切な治療により、上述のような症状の改善を期待できます。

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