百寿時代とこれから
[2020.03.18]
1989(平成元)年には3,078人に過ぎなかった、国内における百歳以上の人口は、30年余りの時を経て、2019(令和元)年には71,238人に達しました。高齢化社会という言葉を耳にしますが、現在の日本は、既に高齢化の段階を過ぎ、高齢、そして超高齢社会へと突入しています。
高齢者の多く占める社会は、とかくマイナスのイメージで語られがちです。しかし、本当にそうでしょうか。かつてのムラ社会に、長老と呼ばれる存在がいたように、長寿者には、体力の衰えはあるものの、若者にはない知恵や技術があります。豊かな人生経験によって培われた能力を最大限に発揮できる社会構造をつくることができれば、来る百寿時代は、きっと明るい未来をもたらしてくれると感じています。
そのためにも、ただ長生きするだけでなく、健康でいること、また、持病のある方は、それと上手につきあっていくことが大切です。まずは、生活習慣の改善から、私たちとともに始めてみませんか。