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塩の取り過ぎとやせの大食い

[2019.01.17]

塩分の取り過ぎが高血圧の一因となることは、よく知られています。当院では、高血圧治療中の患者さんに対し、尿から1日食塩摂取量を推算し、食生活の改善に役立てています。

先日、塩分と腎機能の研究で知られる香川大・西山成先生の講演を拝聴しました。その中で、塩が体にたまると、高血圧を引き起こすだけでなく、たとえば皮膚では炎症に関与するとの話がありました。また、塩には、筋肉のオートファジー、つまり蛋白質の分解を促し、筋肉を溶かしてしまう作用があるそうです。いわゆるやせの大食いの中には、塩の取り過ぎに注意の必要な人がいるかもしれません。

高血圧治療中の患者さんでは、1日6g程度の食塩摂取がよいとされます。ラーメン1杯の塩分量が5-6g、日常生活のできるところから、減塩をこころがけてみませんか。

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