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スーパーブルームーンと医学考

[2023.09.14]

先月末、夜空にスーパーブルームーンが観察されたことが話題になりました。1年で最も大きな満月をスーパームーン、同一月内に見られる2度目の満月をブルームーンと呼ぶそうですが、それが同じ日に重なったのです。

医学の世界で、スーパーという接頭辞がつくものとして、スーパーオキサイドがあります。これは、活性酸素のひとつで、病原菌の不活化などに作用する一方、細胞傷害を引き起こすなどの毒性も発揮し、がんや老化に関与していると考えられています。

また、ブルーから始まる用語に、ブルーライトがあります。可視光線に含まれる青色光線をさし、太陽光以外に、LEDを使用したパソコンやスマートフォンのディスプレイなどから放射されます。ブルーライトは、眼精疲労に加え、睡眠障害に関与するとの報告もあります。

スーパームーンとブルームーンは、それぞれ周期が異なるため、同時に観測されるのは、10-20年ごとといわれています。英語の慣用句には“once in a blue moon”という表現があり、「極めてまれなこと」や「奇跡」を意味します。

スーパーオキサイドやブルーライトを上手にコントロールし、“once in a blue moon”ではなく、日常におけるより確かな健康が得られますように。スーパーブルームーンに医学考を重ねてみました。

 

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