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蚊と飲酒

[2024.07.11]

今年も、蚊の季節がやってきました。「ブーン」という、あの特徴的な羽音が耳元で聞こえたと思ったら、もうすでに体のあちこちが痒く腫れ上がっています。

蚊は、世界で約3,500種、国内では約110種が生息しているとされています。身近な節足動物ですが、マラリアや日本脳炎、デング熱といった人獣共通の感染症を媒介し、死亡例も多く報告されています。

ところで、蚊に刺されやすい人とそうでない人がいるのをご存じですか。これには、いくつかの研究報告があります。たとえば、熱感や黒色は、蚊を呼び込む契機となるらしく、体温が高めの人や黒い着衣の人は、蚊を引き寄せやすいようです。

また、飲酒習慣のある人も、蚊によく咬まれるといわれています。摂取したアルコールは体内で代謝され、最終的に水と二酸化炭素に分解されます。このうち二酸化炭素は、吐く息とともに排出されます。ある報告によると、蚊にとって、二酸化炭素は最も魅力的な誘引源なのだそうです。

暑気払いでちょっと一杯の帰り道にも、虫除けグッズが必携かもしれません。

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