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インフルエンザと新型コロナ

[2020.10.15]

インフルエンザウイルス感染の流行期が近づいてきました。今冬は、さらに、新型コロナウイルス感染にも気をつけなければなりません。

新型コロナウイルス感染の症例が報告されはじめた当初、たとえば、インフルエンザウイルス感染では、原則として38度以上の高熱になる一方で、新型コロナウイルス感染で高熱となることはまれであるなどといった専門家からの情報発信もありました。しかし、実際には、新型コロナウイルス感染で高熱を呈する例も報告され、発熱や咳、倦怠感といった症状だけでは、両者を鑑別することは困難な状況です。一方、感染を疑うすべての患者さんに対し、PCRや抗原検査を実施することも、現時点では体制が不十分な印象です。

私たちにできることは、引き続き、マスクの着用と手洗いを徹底することです。また、インフルエンザウイルスワクチンの予防接種を受けることも有効です。もちろん、ワクチンによって、感染自体をシャットアウトすることはできません。しかし、重症化しにくくしたり、感染拡大を抑制したりすることは可能です。さらに、インフルエンザワクチンは、新型コロナウイルス感染予防には無効ですが、重複感染のリスクを減らす効果については十分期待できます。

自分のために、そして、だれかのために。できる対策からはじめましょう。

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