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夜間頻尿と塩分

[2026.02.19]

夜、トイレで何度も起きてしまう。患者さんからこのようにお聞きすることがよくあります。特に、寒い時期に排尿の回数が増えるといった声は、高齢の方に多い印象です。

夜間頻尿については、以前にもこのブログで扱ったことがあります。その際、水分摂取に注意することが大切であることを書きました。日本排尿機能学会などが編集した夜間頻尿ガイドラインでも、多尿および夜間頻尿に対し、飲水に関する生活指導をグレードAとして推奨しています。水分の摂り過ぎが夜間頻尿の原因として最も多いとされていることが、そのゆえんでしょう。

夜間頻尿は、泌尿器の病気以外に、いわゆるメタボといわれるような生活習慣病によっても引き起こされます。生活習慣病における治療の基本は、お薬ではなく生活習慣の修正であり、夜間頻尿の治療も同様です。

上述のガイドラインでは、夜間頻尿に関する生活指導や行動療法として、飲水指導のほか、ダイエット、散歩やスクワットなどの運動療法、禁煙などを示しています。また、興味深い治療法として、塩分制限をあげています。

塩分制限といえば、血圧や腎機能の管理でよく耳にしますが、実は、過剰な塩分摂取は夜間頻尿と関連し、ある研究では、1日9.2g以上の塩分摂取は夜間頻尿の危険因子であると報告しています。ちなみに、下肢のむくみと塩分の大量摂取にも相関があり、夜間多尿を引き起こすと言われています。

たかが塩分、されど塩分、夜の排尿回数が気になる方は、水分だけでなく塩分も意識してみましょう。

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