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お薬と血圧上昇

[2023.04.06]

血圧管理は、循環管理の要であり、専門の医療機関で適切な診療を受けることが大切です。正しい方法で血圧を測定できているか、ライフスタイルに合った生活習慣修正の指導がなされているか、ガイドラインに沿った処方がなされているかなど、いずれも将来にわたる動脈硬化疾患の発症や進展に大きく関与します。

また、降圧剤以外のお薬が、血圧を上げる原因となっていることもあります。代表的なのは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。NSAIDsは、熱冷ましや痛み止めとして多く用いられ、発熱時に加え、腰痛や頭痛持ちの患者さんでは、日ごろから定期的に内服しておられる方もいらっしゃいます。また、風邪薬に含まれる成分や、漢方で用いられる麻黄や甘草も、血圧を上げる作用があります。

いま飲んでいるお薬に、どんな良い面と悪い面があるのか。それを知ることも、血圧管理、ひいては循環管理の第1歩となるのです。

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