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非アルコール性脂肪肝と心臓病

[2021.04.08]

お酒をまったく、あるいはほとんど飲まないのに、健康診断で肝臓の異常を指摘される方がいます。そのうち、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は、最近注目されている概念のひとつです。

アルコール以外が原因で、脂肪が肝臓に沈着することで生じ、肝硬変やがんにまで進行してしまう場合もあります。肝臓は、代謝などにかかわり、その機能が損なわれると、生命予後にも大きな影響を及ぼしかねません。

NAFLDの原因として、肥満や糖尿病、高血圧症、睡眠時無呼吸症候群などがあげられます。また、脂質異常、特に、中性脂肪の数値が高い方は、要注意です。このようにお聞きになり、これらが心臓病の原因と共通していることに気づかれた方も少なくないでしょう。

NAFLDの改善や予防として、心臓病における対策と同様、野菜やオリーブオイルを多くとることや、お菓子やジュースなど糖分の多いものの摂取を減らすこと、30-45分間を目安に中等度の運動を週3-5日することなどが勧められています。

心臓同様、肝臓も、体内にただひとつしかない大切な臓器です。しっかりと守っていくことが「肝心」です。

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