自転車で通勤すると、暑い夏の盛りでも、朝夕の風が涼しく感じられます。また、路面の凹凸やひび、脇道から減速せずに飛び出してくる車など、普段意識しないことにも気づかされます。そんなとき、私たちの納める税金が、ウオーキングやサイクリングをする人たちにとって、安全で快適な道路となるよう整備するために使われてほしいと、心から思います。

自転車をこぐことは、よい運動になります。では、その消費カロリーはどれぐらいでしょうか。一般に、消費カロリーを求める際、METs(メッツ)という単位を用います。METsは、安静時の消費カロリーを1とした場合、ある動作が安静時の何倍カロリーを消費するかを数字で表したものです。

たとえば、大人が通常のスピードで自転車を1時間こいだ場合、4-8METsと考えられます。この値に、体重(kg)と1.05をかけあわせた数字が、消費カロリー(kcal)になります。ちなみに、自転車の種類やスピードによっても、求められる値は大きく異なります。

ただ、計算式からもわかるように、自転車をこぐことにより、少なくとも、安静のままでいるより、しっかりとカロリーを消費することができます。自転車通勤、みなさんもいかがですか。