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胸痛と脚のむくみ

[2020.11.21]

胸痛を自覚する代表的な病気に、狭心症や心筋梗塞があります。これらは、心臓の血管が細くなったり詰まったりし、心臓にダメージを与えることで生じます。また、循環器疾患以外にも、神経痛や筋肉痛、圧迫骨折、胃潰瘍など、胸痛が主な症状となる病気は、たくさんあります。

肺の病気にも、胸痛がきっかけとなり、発見されるものがあります。たとえば、肺内の空気が、肺を包む胸郭内に漏れる気胸や、肺がんなどがあります。また、肺梗塞も、そのひとつです。肺梗塞は、肺の動脈内に血液のかたまり(血栓)が詰まり、肺血流が遮断される病気です。激しい胸痛以外に、呼吸困難や顔面蒼白、動悸などを伴うことが多く、症状は心筋梗塞と似ていますが、診断後の致死率は、心筋梗塞より高いともいわれています。

肺梗塞の主な原因は、脚の静脈内にできた血栓が、肺の動脈にまで飛んでしまうこととされています。下肢静脈に血栓ができてしまうと、典型的には、脚のむくみや痛みといった症状があらわれます。下肢静脈の血栓は、いわゆるエコノミー症候群のほか、外科での手術後や、腫瘍によっても形成されやすいといわれています。

脚のむくみを伴う胸痛、実は、緊急性が高い病気のサインかもしれません。

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