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社会的つながりと健康

[2019.09.11]

当院にかかりつけの患者さんには、地域での健康教室やスポーツクラブで、患者さんどうしが知り合い、仲良くなったという方が、何人もいらっしゃいます。健康というキーワードでつながり、励ましあったり、笑いあったりすることは、循環器疾患の予後にも大いに好影響を及ぼす可能性があります。

米国のある心理学者の研究報告では、社会的なつながりを持つ人は、そうでない人と比べ、早期死亡のリスクが50%低下するとの結果が示されています。その中で、社会的なつながりを持たず、孤立することのリスクは、1日15本の喫煙やアルコール依存に匹敵し、肥満の2倍以上に該当すると結論づけられています。

まだ、暑い日が続いていますが、そろそろ秋風を感じられる季節を迎えます。「書を捨てよ、町へ出よう」は、作家・寺山修司による評論集のタイトルですが、家の扉を開けて、新しいつながりを見つけに一歩踏み出してみませんか。

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