メニュー

水分と塩分

[2019.07.19]

今年も、暑い夏になるのでしょうか。水分や塩分の適切な補給は、熱中症やいわゆる夏バテの対策として有効です。一方、暑いからといって、清涼飲料水やアイスクリームなどをたくさん摂取してしまうと、体調を崩してしまうことがあり、要注意です。

心不全を治療中の患者さんには、尿のよく出る作用をもつお薬を定期的に飲んでおられる方がおられます。ひと昔前までは、そうした心不全患者さんに対し、厳しい飲水制限の指導がなされてきました。しかし、最近では、欧米を中心に、そのような患者さんに対しても、内服薬の種類や量、全身状態によっては、ある程度の水分摂取が許容されるとの考え方に変わりつつあります。

では、たとえば、熱中症予防として、水分と塩分、どちらを主に補給するのがよいでしょうか。日本人の場合、日ごろから高塩分食を摂っているケースが多いと考えられます。そのため、熱中症予防として、塩分を摂取し過ぎてしまうと、高血圧などを悪化させ、動脈硬化による病気をひき起こしてしまう可能性もあります。こうしたことから、熱中症予防として、塩分を含まないお水やお茶を適宜飲むことで十分対応できるとする意見も増えています。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME