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東京でみたマスク姿と新型肺炎

[2020.01.29]

先日、勉強会出席のため、東京を訪ねました。東京駅丸の内中央口を出たところには、東京五輪開会式までのカウントダウンを表示したパネルが設置されていました。また、電車内や街のあちらこちらにも、東京五輪の広告が目にとまり、世界最大級のスポーツ祭典が、もうすぐここで開催されるという高揚感が伝わってきました。
一方、街ゆく人たちのマスク姿も目立ちました。いつも以上に多いと感じたのは、現在、世界中で話題になっている新型肺炎の影響が大きい気がします。世界保健機関の発表では、新型肺炎の原因は、新型のコロナウイルスとされています。コロナウイルス自体は、いわゆる風邪の原因としても多くみられます。しかし、今回問題となっている種類のコロナウイルスは、通常人間には感染しなかったタイプが、何らかの理由で感染し、強い力を発揮しながら広がりつつある可能性があります。
東京のような大都市での感染は、集団発生、いわゆるアウトブレイクを惹起してしまうおそれがあります。ただ、人や物の流動化する現代社会において、それは、地方で暮らす私たちにとっても、決して他人事ではありません。現時点で、私たちにできる大切なことは、風邪やインフルエンザウイルス感染症に対するのと同様、外出時のマスク着用、帰宅後のうがいや手洗いといった、基本的な防御策を徹底することです。当院では、正面出入り口横に、手指消毒液を置いています。

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