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新たな指針とオーダーメイドな血圧管理

[2019.06.13]

今春、5年ぶりに、日本高血圧学会が高血圧治療ガイドラインを改訂し、新聞記事やテレビのニュースでも話題になっています。

報道では、新たな降圧目標値などの指針が伝えられていますが、ほとんどの場合、診察室で測定される血圧基準に重点が置かれている印象を受けます。

血圧は、診察室で測るのと、家庭で測るのとでは、その値が大きく異なることがあります。例えば、自宅では正常値なのに、診察室で高くなる白衣高血圧や、診察室でよい数値なのにもかかわらず、自宅で高い仮面高血圧などがあり、特に診察室で測定される血圧は、さまざまな要素によって修飾されます。そのため、診察室と家庭でそれぞれ測定した血圧の値が大きく食い違う場合、一般に、家庭血圧が優先されます。また、降圧目標値は、年齢や脳卒中の既往、糖尿病、慢性腎臓病の有無などによっても異なります。

健診で高血圧を指摘された方、自宅や職場で測った血圧が高いと感じられた方、みなさんの生活スタイルやご希望に沿ったオーダーメイドな血圧管理を、私たちとともに実践しませんか。

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