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新しい生活様式と熱中症

[2020.05.14]

先日、政府は、新しい生活様式という考え方を公表しました。これは、新型コロナウイルス感染症専門家会議が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことを目的に提言したもので、同ウイルス感染流行の長期化や、これに伴う同ウイルスとの共存に備えた内容となっています。具体的な実践例として、「人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける」「外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用」などがあげられています。
新しい生活様式が示されたことで、緊急事態宣言下で強いられたストレスから、少しずつ脱却できる目安ができたと考えることもできます。一方、新型コロナウイルス感染の鎮静化や終息の見通しがたたない現状で、自宅や施設から出られなかったり、仕事などで1日中マスクを外すことができなかったりと、新しい生活様式にすらほど遠い日常を過ごさざるをえない方も、依然多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、注意が必要なのは、熱中症です。屋内生活で運動不足になると、熱中症を予防する体づくりに必要な暑熱順化が妨げられるおそれがあります。また、長時間のマスク使用で、発汗が促進するなどして、熱中症を引き起こしてしまう可能性もあります。屋内でできる運動を継続すること、また、マスク着用時に息苦しいと感じた場合、適宜水分補給をすることなどの工夫が必要です。

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