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尿酸とストレス

[2020.12.24]

痛風発作を起こした際に、血液中の尿酸値が高いのを指摘されることがあります。一方、健康診断などで、たまたま高尿酸血症と診断されたことのある方もおられるでしょう。高尿酸血症で、より注意しなければならないのは、後者で、症状のないままに数値が悪化するケースです。

痛風発作などの症状があれば、治療のきっかけになります。しかし、そうでない場合、たとえば、高尿酸血症が持続することで、慢性腎臓病や尿路結石などに加え、高血圧症、糖尿病、心血管疾患、不整脈などを併発しやすいとの報告もあり、気づかないうちに、より重篤な状態となってしまう可能性があるのです。

尿酸値を下げるためには、ビールややきとりなどプリン体を多く含む食品の摂取を控えることが大切です。ただ、最近では、食生活だけでなく、精神的ストレスも、血中の尿酸値を上げる大きな要因となっていることが指摘されています。

私たちは、いま、新型コロナ禍にあって日常生活の在り方が大きく変容し、過剰なストレスにさらされています。そんな時代だからこそ、なおさら、規則正しい生活リズムや運動習慣を保つことが、尿酸値の管理を含め、健康を維持する秘訣といえるでしょう。

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