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寒冷痛と痛風

[2023.02.02]

寒さ厳しい季節です。特に、耳や指先、足先などは、暖房のきいた屋内にいるときでも、ジッとしていると、冷たい痛みを感じることがあります。

では、冷たい刺激で、耳や手足の先が痛くなるのはなぜでしょうか。体中に血液を回す循環系は、縦横無尽に張り巡らされる血管によって成り立っています。基本的に、血管は、心臓に近いほど太く、遠いほど細くなります。耳や足先は、毛細血管によって養われており、血流に乏しいため、寒冷刺激を受けると、がんばって血管を拡張し、血流をよくしようとします。その際、痛みを起こす物質があわせて放出されるのです。

実は、尿酸値の高い方に起こりやすい痛風も、寒冷痛と同様、血流が関係しています。痛みの原因となる尿酸の結晶化は、体温が低い部位で起こりやすいため、血流に乏しい足の親指の付け根あたりに好発するのです。

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