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テイクアウトの魅力と弱点

[2020.04.22]

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出を控える生活が求められる中、飲食店の提供するテイクアウトが注目を集めているようです。
テイクアウトtake-outという語は、利用客自身が店頭で購入した食品を店外へ持ち出すことを意味する和製英語といわれ、たとえば、米国では、carry-out、英国では、take-awayが一般的です。ただ、米国や英国を含むほとんどの英語圏で、日本国内で使うのと同様の意味で、take-outという表現も通じるようです。
家庭料理とはひと味違うおいしさを楽しめることも、テイクアウト食品の魅力といえるでしょう。健康志向の高まりを受けて、最近では、ヘルシーメニューを打ち出している店舗もみられます。
ただ、テイクアウト食品の摂取が続くと、栄養面は、どうしても偏りがちになります。たとえば、某チェーン店の焼魚定食に含まれる塩分量は7gを超えるとされ、高血圧治療中の患者さんにとっては、この1食だけで、食塩の1日摂取目標値を上回ってしまいます。また、副菜が少ないのも、テイクアウト食品の弱点かもしれません。野菜や小魚など、食物線維やカルシウム、ビタミンなどを多く含む食品を、副菜として意識的に付け足してみる工夫も必要でしょう。

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