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ストレートネックと上を向いて歩こう

[2022.07.14]

めまいや頭痛、首や肩の痛み、手のしびれなどは、日常診療で患者さんからよくお聞きする症状です。さまざまな原因が考えられますが、そのひとつとして、最近、ストレートネックが注目されています。

首(ネック)の支柱をなす頚椎は、前方に凸の緩やかなカーブを描いています。しかし、頭を前方に傾けるような姿勢が習慣的に続くと、次第にこのカーブがなくなり、ストレートネックという状態になってしまいます。横からの視点では、頭が肩や体幹より前に出ているようにみえます。

ストレートネックは、頚椎症や肩関節周囲炎といった病気をもたらし、先ほど述べたような自覚症状を引き起こすことがあります。パソコンやスマートフォンの画面を見つめている時間が長い現代人にとって、より注意が必要といえます。

ストレートネックを治す、または、予防するために大切なのは、まず、日常生活において、よりよい姿勢を保つよう意識することです。そう、たとえば、上を向いて歩いてみませんか。晴れた日の抜けるような青空や木々の緑に降り注ぐ陽光は、パソコンやスマートフォンの使用で疲れた体を、きっといやしてくれるでしょう。

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