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サルコペニアと指輪っか

[2019.04.04]

入院での治療が必要な心不全や肺炎などの患者さんについて、私自身がそのまま主治医となり、徳山医師会病院に入院していただくことがあります。平日の診療後や休日、当院から徳山医師会病院までの長い上り坂を歩いて通うのですが、仕事中、椅子に座っている時間の長い私にとって、ささやかな運動になっています。

加齢に伴う筋量および筋力低下は、サルコペニアと呼ばれ、高齢社会のかかえる大きな悩みのひとつです。厚生労働省の2010年度国民生活基礎調査結果では、要支援・要介護となる原因の1位として、運動器の障害、つまりサルコペニアによることが示されています。

患者さん自身が自らの筋量および筋力低下を早期に判定できる方法として、指輪っかテストがあります。これは、ふくらはぎの最も太い部分を、両手の親指と人さし指で囲む方法で、その輪っかに隙間ができる場合、サルコペニアの可能性が高いと判定します。ぜひ、お試しください。

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