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クラゲと海月

[2021.08.19]

「お盆明けの海にはクラゲが出るから、泳がないほうがいい」という話を、聞いたことはありませんか。幼いころには、夏休みも後半になり、海水浴を楽しんでばかりでなく、そろそろ宿題をしなさいといった意味だと思っていました。

しかし、実際に、お盆明けの海で遭遇するクラゲには、要注意です。それは、この時期になると、毒性のあるクラゲが、日本の海中で群れをなして泳ぐようになるからです。特に、電気クラゲとも呼ばれるアンドンクラゲは、毒性が強いとされ、刺されると、痛みや腫れを生じ、ときにショック状態になることもあるようです。

ちなみに、クラゲは、漢字で「海月」とも表記されます。毒を持ったイメージと一転し、フンワリとした優しい感じがします。一説では、クラゲの姿が、海面に映る月のようにみえるからともいわれています。

暦の上では、立秋を迎え、最近の降り続く雨の影響か、日中の気温もやや下がってきましたが、雨があがれば、残暑厳しい日が戻ってくることが予想されます。ユラユラと漂うクラゲのように、気分だけでも涼やかに、暑さを乗りきっていきたいものです。

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