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カフェインと医の世界

[2021.01.21]

コーヒーを飲みながら、この記事を書いています。

国内にはじめてコーヒーが伝えられたのは、江戸時代初期とされ、長崎の出島に駐在したオランダ商人によってもたらされたといわれています。時を経て、いまや国民的飲料のひとつとなったといってよいでしょう。

コーヒーには、基本的に、カフェインが含まれています。コーヒーの種類などによっても異なりますが、一般に、100mlあたり約60mgのカフェインを含有しているとされます。ちなみに、カフェインは、お茶や炭酸飲料、ココアなどにも含まれており、なかでも玉露は、コーヒーの2倍量以上のカフェインを含んでいるのだそうです。

医の世界にとっても、カフェインは身近な存在です。カフェインには、一般に知られている覚醒作用や利尿作用に加え、解熱鎮痛作用などがあります。そのため、いわゆる風邪薬や痛み止めの成分としても用いられています。また、一部の病気については、発症抑制効果などを期待できるとする報告もあります。

一方、過量の摂取は、めまいや不眠の原因となりえます。また、常用者で、禁断症状があらわれることがあるのも特徴です。カフェインの適切な摂取量については、個人差も大きいと考えられていますが、コーヒーならば、たとえば、1日あたりカップ3杯程度までを目安にされるとよいでしょう。

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