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院長ブログ

便秘と心臓病(2021.06.10更新)

加齢とともに増加する症状のひとつに、便秘があります。当院でも、便秘に対するお薬を希望される方が多くおられます。原因として、大腸の動きが弱くなることや、便が硬くなることなどがあります。なかには、がんなどの悪性疾患によることもあり、その場合、消化器専門の医療機関での精査が必要なこともあります。

では、便秘は、体全体にどのような影響を与えるのでしょうか。たとえば、閉経後の女性を対象とした研究で、便秘と心血管リスクとの関連性を示したデータがあります。これによると、便秘の重症度が高くなるほど、心筋梗塞や狭心症といった心臓病の発症率が増加したとの結果が示されています。また、別の研究で、便秘の患者さんでは、そうでない人と比べ、腎機能低下をきたしやすかったとのデータもあります。

便秘の改善には、水分や食物線維の摂取、適度な運動などが基本となります。また、原因等に応じて、たくさんの種類のお薬があります。なかには、長期間使い続けることで、腸の動きが悪くなり、逆に便秘が悪化してしまう副作用があるものもあります。心臓病など循環器疾患の適切な管理という側面からも、ご自身に合った生活習慣の改善やお薬による便秘のコントロールが望ましいといえるでしょう。

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