メニュー

髪と心臓

[2026.05.07]

京都での大学時代、友人に誘われ、カットモデルをしていました。モデルといっても、実際には若手理容師さんの練習台で、電話がきたら理髪店へ出向き、思いのままのカットをされるのでした。ヘアスタイルに特にこだわりのなかった貧乏学生にとって、定期的に無料で整髪してもらえるのは、どんなにありがたかったことか。

ただ、ちょっぴりほろ苦い思い出もあります。あるとき「ソバージュとかあててみたいんやけど」と言われ、二つ返事で受けたものの、これが大失敗。「ごめんな、あかんかったわ」との理容師さんのつぶやきを背に、そのまま電車に乗ってアルバイト先の学習塾へ。教室に入った途端「先生、おばちゃんパーマになってるで」と塾生たちに大爆笑されました。

さて、髪の話題に関連して、毛髪で心臓病のリスクがわかるとするオランダの研究報告があるのをご存じですか。これによると、毛髪に含まれるコルチゾールというホルモン濃度が高いと、心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが高くなるようです。また、薄毛の人はそうでない人と比べ、冠動脈疾患の発症リスクが20%以上高いとする別の研究データもあります。一方、育毛剤を使用した場合、副作用として、血圧や心機能の低下をきたすことがあります。

心臓との不思議な関係を思うと、カットされる髪さえも、なんだか愛おしく感じます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME