風邪と寒風
今週に入り、朝晩だけでなく日中も気温が下がり、吹く風が冷たくなってきました。今年も残り1か月と少し、冬を迎える準備はできていらっしゃいますか。
新型コロナ禍以降、本来寒い時期に流行していたウイルス感染症が、1年を通じてみられるようになりました。しかし、湿度の低下する冬は、やはり風邪(かぜ)ひきに注意が必要です。
風邪の原因として圧倒的に多いのが、ウイルス感染で、新旧のコロナウイルスやRSウイルス、アデノウイルス、ライノウイルスなどが代表的です。最近では、原因ウイルスを特定できる検査機器もありますが、たとえ特定できたとしても、一部を除き、ウイルスに対する特効薬がないのが現状です。そのため、症状にあったお薬を使いながら経過をみるのが一般的です。なお、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス、RSウイルスについては、それぞれワクチンがあり、重症化予防や感染拡大予防には、その接種が有効な手段となります。
ちなみに、「風邪をひく」という表現の由来を調べてみると、吹く風が運んでくる邪気を体内に引き込んでしまうことで病気になるという、漢方医学の考え方からきているのだそうです。そのため、風邪というのは、病名ではなく、医学的には、感冒や上気道炎と呼ばれます。
さあ、寒風を全身で跳ね返して、風邪を予防しましょう。
