豚まんと肉まん
[2024.11.14]
先日、神戸に出張した際、港に近い元町の南京町へ立ち寄りました。お目当ては、「老祥記」の豚まん。1時間ほど列に並び、30年近くぶりに手にした老舗の豚まんは、昔と変わらず食べやすい小振りサイズで、唯一無二ともいえる醤油味の餡が食欲をかき立ててくれました。
さて、関西では、豚まんと呼ばれることの多い中華まんですが、全国的には、肉まんという言い方のほうが主流なようです。その理由として、大阪を中心とした地域では、単に肉といえば牛肉を指すことが多く、牛肉とあえて区別するためという説が有力なようです。そういえば、山口でも、近畿地方に似て、カレーライスや肉じゃがでは牛肉が使われることが多い気がしますし、豚まんも馴染み深い言葉です。
ちなみに、一般的な豚まんのカロリーは、茶碗1杯分のごはんとほぼ同じですが、糖質は、比較的少なめです。また、豚肉に豊富に含まれるビタミンB1も、糖質の代謝に関係します。意外に感じられるかもしれませんが、豚まんは、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスも悪くないのです。
木枯らしの吹き始めるこの時期、アツアツの豚まん、おひとついかがですか。