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ハレー彗星とオリオン座流星群

[2024.10.10]

ハレー彗星が地球に最接近したのは、1986年4月のことでした。当時、天体望遠鏡のレンズ越しに映るハレー彗星は、ほのかな点状にしか見えませんでしたが、それが76年ぶりのこの星への回帰と思えば、宇宙の神秘にただ興奮しきりでした。次に最接近するのは、2061年7月と予測されているようです。

さて、そんなハレー彗星から生まれた流れ星が、オリオン座流星群です。この流星群は、毎年これからの時期、10月中旬から下旬にかけて観測することができます。夜明け前に南の空を眺めると、3連星を中心に、左上に赤いペテルギウス、右下に青白いリゲルを見つけることができます。そして、ペテルギウスの上に位置するのが、オリオン座流星群の放射点です。

そう、流れ星が消える前に3度願いを唱えれば、願いが叶うという迷信を聞いたことはありませんか。夜空を見上げ、はるか彼方に流れ輝く星々を目にしたとき、地上での出来事がすべて一瞬でちっぽけに感じ、願いごとすら忘れてしまうかもしれません。でも、できれば、ハレー彗星が次に訪れるときも、この目でその光を確かめることができるよう、健康な心と身体でいられますように。

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