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アプリとアナログ

[2026.08.13]

アプリという言葉は、スマートフォンの普及とともに定着したような気がします。アプリとは、アプリケーションソフトの略で、特定の目的を実行するために、スマートフォンなどの電子媒体に入れて使用するプログラムや関連するデータをさします。

私自身、積極的にアプリを購入したりダウンロードしたりすることはないのですが、気がつくと、いつの間にかスマートフォンのホーム画面にアプリのアイコンが並んでいます。たしかに、カードの束で財布がパンパンに膨らんでしまうことを思えば、スマートですし、スマートフォンで撮影した写真を、そのまま保存し、管理できるのも便利です。

医療の世界でのアプリの展開もめざましく、循環器疾患における管理・治療の要である高血圧症についても、医師と相談の上で、専用のアプリを用いて学んだり、日々の血圧を入力したりすることで、お薬だけに頼ることなく、血圧を改善させることが期待でき、最大6か月間の保険診療が認められています。ほか、禁煙や睡眠時無呼吸の治療も、保険適応となるアプリが開発されています。

では、たとえば、高血圧症に関して、本を読んで勉強したり、紙の手帳に血圧を記録したりすることより、アプリで管理するほうが治療効果が高いのかといえば、決してそうではありません。血圧測定器に表示された数値を視認し、鉛筆やボールペンを使ってそれを記録するという作業は、脳の活性化につながるとされています。また、本のほうがアプリよりも一覧性に優れている面もあり、アナログな管理方法にも、十分メリットがあるといえます。要は、それぞれの患者さんにとって、継続して実施しやすいほうを選ぶことが大切なように思います。

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