ひょうとあられ
初夏の晴れ間が続いていた先週の半ば、雷鳴とともに空が急に黒い雲で覆われたと思ったら、激しいにわか雨になりました。出先から自転車で戻る途中だった私は、当院に着いたときにはびしょ濡れに。服が乾くのを待ちながら、窓の外を眺めていると、雨滴に混じって、小さな白い球が、コンコンと路面をはじきながら、次々と降ってきました。一瞬、発泡スチロールのかけらが舞っているかのように見えましたが、触れてみると、ひんやりとして、それが氷の粒であることがわかりました。
この氷塊は、雹(ひょう)や霰(あられ)と表現され、この時期に自然現象としてみられることがあります。気象庁によると、ひょうとあられの違いは、その大きさで、直径5mm以上をひょう、5mm未満をあられというようです。先週、当院周辺に降ったのは、どちらだったのでしょうか。
さて、あられといえば、お菓子のほうを思い出す方もいらっしゃるでしょう。「サクッ」「パリッ」とした食感で、昔ながらの人気のおやつです。そんなあられと似たものに、おかきがあります。あられとおかきの違いは、氷の粒同様、その大きさにあり、5cm以上をおかき、それより小さいものをあられと分類するそうです。そもそも、お菓子のあられの語源は、氷塊のあられに由来するとか。
1度頬張ると、そのおいしさになかなか手を止めることのできないあられですが、原料がもち米だけに、高血糖が気になる患者さんでは、食べ過ぎに注意が必要です。小腹を満たす程度に味わうのが、長くおいしくあられを楽しむ秘訣といえそうです。
