秋といえば、サンマ、サンマに絞るものといえば、すだちを思い浮かべる方も多いでしょう。

すだちは、全国生産量の95%以上が徳島県産で、特に、西日本に住む私たちにとっては、馴染みのある食材です。

すだちの汁を添えると、脂ののったサンマにさっぱりとした味わいが彩られます。また、すだちに含まれるクエン酸やビタミンCは、サンマに含まれる鉄やカルシウムを効率よく体内に取り入れる働きをします。味、栄養ともに、名脇役といえるでしょう。

そんなすだちと似たものに、かぼすとゆずがあります。3つを見分ける最も簡単な方法は、大きさを比べることです。大きい順に、かぼす、ゆず、すだちとなり、かぼすとすだちとでは、テニスボールとゴルフボールぐらいの違いがあります。また、ゆずは、はっきりした緑色のかぼすとすだちに比べて、黄色が混ざっており、やや凹凸のある手触りがします。

さて、ちょっと贅沢して、今宵のおかずにすだちをたっぷりと絞ってみましょうか。